長女8歳の鼓膜の穴について

【質問】お忙しいところ申し訳ありません。長女8歳の鼓膜の穴についてお伺いします。長女は物心ついた頃からよく耳を痒がり、その度耳鼻科にて塗り薬、点耳薬を処方してもらいその場をしのいで来ました。約1年前今までよりかなり痛がった事もあり、総合病院にて診察してもらいましたが、鼓膜に穴が開いていますとの事。自然治癒を待ったのですが、先日やはり無理なので、手術をする事になりました。年齢が小児である事、外耳道が狭い事などもあり、全身麻酔で耳たぶの裏側から大きく切開し、10日ほど入院が必要との説明でした。出来れば、もっとよい方法がないか日々考えていた所、先生のページを拝見しメールさせていただきました。今のところ聴力に問題はないようですが、今後膿が頻出したりして、聴力に関する神経、骨を侵食したりする事も考えられるので、早めの手術と言う事で、今春休みに手術を受ける予定となりました。どうかよい手立てがございましたら、ご指導いただきますよう、宜しくお願い致します。市立病院にて診察を受けております。

【回答】いわゆる鼓膜形成術が必要な状態になっているということだと思いました。私どものホームページに掲載しております鼓膜形成手術の記事(フィブリン糊による鼓膜形成手術など)をご覧になったと思います。中心性穿孔で余り大きくないものなどは外耳道からのアプローチで手術できますが、視野が充分確保できなかったり、穿孔が鼓膜輪にかかっていたりする場合は少し厄介です。市立病院の先生がおっしゃるように入院の上手術をすることになります。余程のことが無い限りは心配ありませんので、担当の先生とよくご相談になって手術を受けられることをお勧めします。

【質問】御返事ありがとうございます。先日のメールにも書きましたように、やはり小児では外耳道からの手術は無理なのでしょうか。動いたりする事が危険なのであれば、全身麻酔はやむをえないとしても、耳たぶの裏側を切開し、持ち上げて鼓膜の裏側から貼り付けなければダメなものなのでしょうか。(その方が着床する確率が高いとおっしゃっていましたが。)御返事本当にありがとうございました。1月24日に病院に参りますので。穿孔の状態なども確認し、もう少し相談してみます。

【回答】中耳炎の程度とか、鼓膜の穿孔の位置や状態などを総合的に検討して、手術術式を決定しますので、担当の先生とよくご相談になって下さい。